今回はDeNAの若手投手を見ていきます。対象は2027年4月1日時点で24歳以下の12人。2026年の一、二軍成績を中心に、主力の貢献と来季への課題を整理します。完全に主力と呼べるような選手がいない中で、深沢鳳介が一軍で失点を抑え、篠木健太郎もこの世代では多くの投球回を経験していました。また二軍では低い防御率を残した選手が複数おり、詳しく見ていきます。

1.今後さらなる活躍が期待できそうな選手について
深沢鳳介は一軍10試合で54回2/3、5勝1敗、防御率2.96。37奪三振に対して18四球を記録しました。二軍では45回2/3、防御率1.58、30奪三振、7四球と卒業レベルの成績を残し、一軍でも防御率2点台と優れた成績を残しました。高卒5年目ということで、ここから一気に若手のホープとしてDeNAを支える存在になりたいところです。
篠木健太郎は一軍13試合で71回2/3、5勝2敗、防御率4.65。57奪三振に対して24四球を記録しました。この世代では最も多くイニングを多く消化したものの、成績的にはやや打ち込まれ気味に感じます。二軍では36回2/3、防御率1.23、38奪三振、8四球と申し分なく、大卒3年目となる来年はさらなる飛躍が必要となります。
島田舜也は二軍13試合で44回1/3、4勝0敗、防御率1.62。39奪三振に対して15四球を記録しました。一軍では24回2/3、防御率4.38、19奪三振、7四球と、上記2選手と同様、1軍の壁には苦しみました。即戦力として期待されましたが、なかなか1年目からフル回転は難しいところですね。来年は定着したいところです。
森下瑠大は二軍17試合で21回、3勝1敗、防御率1.29。21奪三振に対して5四球を記録しました。二軍で被安打と四球を抑えながら、投球回と同じ数の奪三振を残しました。投球回はまだ多くないことが不思議ですが、この内容を継続し、登板機会が増えたときにも安定して投げられるかを見たいです。清水麻成も二軍14試合で14回、0勝0敗、防御率1.29。7奪三振に対して3四球を記録。こちらも来年はイニング数登板数を求められそうです。坂口翔颯も二軍7試合で21回2/3、1勝1敗、防御率2.91。13奪三振に対して3四球を記録しました。ただ森下、清水と比べると大卒なので、もっと結果が欲しかったところでしょう。
マルセリーノは一軍26試合で28回1/3、1勝1敗、防御率5.08。30奪三振に対して14四球を記録しました。二軍では16回2/3、防御率2.70、26奪三振、6四球と高い奪三振能力を示したものの、1軍では打ち込まれました。ただまだまだ若く、順調に成績を伸ばしてきています。
2. 期待より成績が伸びなかった選手について
武田陸玖は二軍20試合で65回1/3、3勝8敗、防御率3.99。58奪三振に対して25四球を記録しました。一軍では2回、防御率4.50、1奪三振、4四球でした。二軍で多くの投球回を経験しましたが、四球と被本塁打には改善の余地があります。イニングは消化していますが、二軍だと防御率ほぼ4点だと物足りないですね。
小園健太は二軍25試合で49回1/3、3勝0敗、防御率3.83。33奪三振に対して20四球を記録しました。二軍で登板を重ねましたが、こちらも防御率ほぼ4点と何かを掴むことが出来ず、とうとう戦力外通告も受けてしまいました。5年前のドラフトの目玉選手だっただけに勿体なさが募ります。まだ23歳ですし、どこかの球団で拾われて覚醒するというストーリーになると良いんですが、可能性は低そうです。
3. 総括
深沢の一軍での失点防止と、篠木が投球回を経験したことが今季の土台でした。二軍では島田、森下、清水らに好材料があり、来季は一軍で投げる選手の層を厚くできるかが見どころです。
24歳以下というと若くですし、これからという見方もできますが、1人も一軍主力クラスになっていないのは少し寂しいです。小園も育てきれず、ちょっとDeNAの若手投手育成力は気になります。
出典:NPB公式 2026年一軍投手成績、NPB公式 2026年二軍投手成績、NPB公式 2025年一軍投手成績、NPB公式 2025年二軍投手成績、NPB公式 2024年一軍投手成績、NPB公式 2024年二軍投手成績、DeNA選手一覧


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