今回はDeNAの中堅野手を見ていきます。対象は2027年4月1日時点で25〜29歳の18人。2026年の一、二軍成績を中心に、主力の貢献と来季への課題を整理します。牧秀悟が長打で中心を担い、エンカーナシオンも限られた打席の中で存在感を示しました。一方、打率は残しても出塁や長打が伸びなかった選手もいます。二軍での好材料が一軍での打席に結びつくかまで含めて、打線の厚みを考えます。

1. 一軍で主軸となった選手について
牧秀悟は一軍108試合474打席で打率.283、30本塁打、OPS.927。41四球、85三振で、出塁率は.363でした。前年は391打席、OPS.800とフル出場ではなく、今期も怪我でフル出場ではありませんでしたが、その中でキャリアハイの30本塁打を達成したのは立派です。阪神の佐藤輝明、森下に次ぐセ第3位のOPSで、この二人に対抗できる数少ないそんざいでした。あまり聞こえてこない気がしますが、この人もメジャーに渡っても良い存在に感じます。DeNAとしてはいる内に優勝したいところでしょう。
エンカーナシオンは一軍64試合252打席で打率.293、11本塁打、OPS.815。11四球、50三振で、出塁率は.321でした。打率と長打の両方で結果を残し、DeNAの後半からの追い上げに大きく貢献しました。一方、四球は多くなく、出塁を安打に頼る割合が高い点は気になります。打席数が増えたときに同じ確実性を保ち、四球でもつなげるようになれば、より安定した存在になりそうです。
勝又温史は一軍106試合357打席で打率.283、4本塁打、OPS.670。13四球、59三振で、出塁率は.318でした。二軍では48打席で打率.452、1本塁打、OPS1.095とやることはないレベルでした。一軍でまとまった打席に立ち、ある程度の成績を残しましたが、レギュラーの座にはもう一歩及ばず。一年通して成績を残せるスタミナが欲しいところです。
2. 今後さらなる活躍が期待できそうな選手について
井上絢登は二軍93試合324打席で打率.270、7本塁打、OPS.774。30四球、39三振で、出塁率は.359でしたが、一軍では3打席で打率.000、0本塁打、OPS.000と結果を残せず。もう少し成長を待っても良さそうでしたが、戦力外となってしまいました。成績的にはまだ諦めるほどではないと感じますし、どこか違う球団が獲得して欲しいです。益子京右と東妻順純平も戦力外になりましたが、二軍ではOPS.730以上の成績で、拾われてもおかしくない成績でした。
石上泰輝は二軍30試合131打席で打率.250、2本塁打、OPS.838。20四球、13三振で、出塁率は.395でしたが、一軍では92打席で打率.195、0本塁打、OPS.507とあまり打てませんでした。相手投手の水準が上がっても、ボールを見極めて安打につなげられるか。二軍での強みを次の一軍機会へ持ち込みたいです。
3. 期待より成績が伸びなかった選手について
梶原昂希は二軍49試合147打席で打率.319、2本塁打、OPS.827。9四球、29三振で、出塁率は.367でしたが、一軍では73打席で打率.203、1本塁打、OPS.620と、2024、2025と比較してどんどん出番が減ってしまっています。この状態はちょっと他の球団に移籍するなどして環境を変えるのがいいかもしれません。
蝦名達夫は一軍104試合385打席で打率.240、5本塁打、OPS.652。20四球、88三振で、出塁率は.311でした。打席としては多かったですが、去年OPS.775だったことを考えると打撃成績的にはを下回りました。一度手にしたレギュラーを確固たるものにできるよう、来年は真価が問われる1年になるでしょう。
林琢真は一軍75試合195打席で打率.214、2本塁打、OPS.599。15四球、39三振で、出塁率は.275でした。ある程度チャンスはもらえていますが、なかなか定着とまではいかず。ショートは宮下もいて石上もいて終盤頭角を現してきた成瀬脩人もいて、熾烈なポジション争いが続いています。誰かが抜け出して欲しいところです。
かつては正ショート候補で今は外野となった森敬斗は二軍94試合337打席で打率.267、1本塁打、OPS.696。39四球、67三振で、出塁率は.357でした。一軍では12打席で打率.250、0本塁打、OPS.583と歯が立たず、苦しい状況が続いています。気が付けばもう来年26歳。守備位置だけでなく環境自体変えることも手かもしれません。
4. 総括
牧の長打力を中心に、エンカーナシオンの打撃と勝又の安打が加わった中堅世代でした。来季は中心選手だけでなく、蝦名や林などの打撃の上積み、二軍で力を示した選手の一軍定着が重要になります。役割の異なる選手がそれぞれの強みを伸ばせれば、打線の選択肢は広がるでしょう。
※移籍情報:山本祐大(5/13 ソフトバンクへ移籍)。移籍選手は当該球団所属分のみで、他球団との合算ではない。
出典:NPB公式 2026年一軍野手成績、NPB公式 2026年二軍野手成績、NPB公式 2025年一軍野手成績、NPB公式 2025年二軍野手成績、NPB公式 2024年一軍野手成績、NPB公式 2024年二軍野手成績、DeNA選手一覧


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