2026横浜DeNA若手1,2軍打撃成績分析 度会隆輝と松尾汐恩の成長と宮下朝陽の1,2軍での長打力の差 

横浜

今回はDeNAの若手野手を見ていきます。対象は2027年4月1日時点で24歳以下の13人。2026年の一、二軍成績を中心に、主力の貢献と来季への課題を整理します。度会隆輝と松尾汐恩が一軍で多くの打席を経験し、宮下朝陽も長打を残しました。二軍では出塁を重ねた小田康一郎や、高打率の高見澤郁魅が次の機会をうかがいます。一軍での実績を積む段階と、二軍で力を蓄える段階を分けて整理していきます。

2026DeNA24歳以下打撃成績

1. 一軍で主軸となった選手について

度会隆輝は一軍134試合516打席で打率.274、9本塁打、OPS.714。34四球、73三振で、出塁率は.334でした。21二塁打、51打点、6盗塁も記録しています。前年の301打席、OPS.662から成績を伸ばし、規定打席に到達してレギュラーの座を掴みました。ドラフト1位ですし期待されながら1軍半のような立ち位置だったのが今年になって一段階上にステップアップできました。あとはこれを継続できるかどうか。DeNAの外野陣はなかなか好成績が続かず控えに戻ってしまうケースも目立つので、そうならないようにしてDeNAを代表する選手として確立されてほしいところです。

松尾汐恩は一軍89試合300打席で打率.248、4本塁打、OPS.653。20四球、34三振で、出塁率は.303でした。山本がトレードで抜けて正捕手一番手となりましたが、打撃成績的には昨今の捕手の中では十分な数字に感じます。しかし山本が抜けても松尾ばかりが出場するということにもならず。もう捕手が143試合フル出場なんてことは夢のまた夢となってしまった感があります。ただまだ22歳と若いので、久々のフル出場捕手になってもらいたいところです。

宮下朝陽は一軍71試合223打席で打率.258、8本塁打、OPS.713。13四球、54三振で、出塁率は.302でした。ルーキーながら比較的限られた打席で本塁打を重ね、長打を打てるところを示しました。一方、三振に対して四球が少ないため、出塁の安定性には課題があります。長打の魅力を保ちながら、打てない日にも塁に出られる形を増やしたいです。二軍では166打席で打率.288、1本塁打、OPS.729だったので、一軍の方がホームランを打ちやすいのは不思議ですね。

2. 今後さらなる活躍が期待できそうな選手について

古市尊は一軍27試合72打席で打率.359、1本塁打、OPS.883。5四球、10三振で、出塁率は.414でした。少ない一軍打席ではありますが成績的には素晴らしく、松尾がいなければもっと使われていただろうと思えてきます。二軍でも140打席で打率.287、2本塁打、OPS.798と、一軍成績がまぐれではなかったと思えるような数字でした。山本もそうですが、DeNAには打てる捕手育成のノウハウでもあるのでしょうか。

2025年ドラフト1位の小田康一郎は二軍103試合434打席で打率.280、5本塁打、OPS.784。61四球、68三振で、出塁率は.386でした。22二塁打、54打点、18盗塁も記録しています。一軍では11打席で打率.000、0本塁打、OPS.091と振るうことはありませんでしたが、二軍で多くの打席に立ち、しっかりとした成績を残せたのは今後の期待に繋がります。盗塁も多く記録しており、出塁から攻撃を広げる形が見えます。この経験を活かして、来年は一軍に定着したいところでしょう。

高見澤郁魅は二軍76試合249打席で打率.321、2本塁打、OPS.821。19四球、62三振で、出塁率は.383でした。一軍では1打席で打率.000、0本塁打、OPS.000でしたが、これまた二軍卒業レベルのOPSを残しています。まだ21歳と若く、ここから長打力を延ばしていけば未来のスタメンにも名を連ねられそうです。

ソフトバンクからトレードでやってきた井上朋也は二軍49試合193打席で打率.301、8本塁打、OPS.974でした。一軍では47打席で打率.205、2本塁打、OPS.619です。地区の差はありますがソフトバンク時代より移籍後の候が好成績を残し、シーズン終盤には一軍のスタメンにも名を連ねました。貴重な長距離砲として、来年は一軍スタメンに最初から名を連ねて一年中継続したいところでしょう。

3. 期待より成績が伸びなかった選手について

田内真翔は二軍85試合333打席で打率.237、2本塁打、OPS.609。20四球、59三振で、出塁率は.293でした。二軍で継続的に打席へ立つ経験を積みましたが、他の若手に比べると物足りません。まだ20歳の選手なので、三振を減らしながら強い打球を増やし、来季の一軍への足掛かりをつくってほしいです。

加藤響は二軍85試合295打席で打率.257、3本塁打、OPS.703でした。こちらも打席数を考えると期待が伺えますが、一軍でも1打席で打率.000、0本塁打、OPS.000で、田内と共にそこまでの好成績は残せませんでした。

4. 総括

度会と松尾が一軍で経験を積み、宮下の長打も加わったことで、若手の打撃に複数の見どころが生まれました。二軍では小田、高見澤、井上朋也らに異なる強みがあります。これだけ24歳以下の野手が充実している球団もなかなかないでしょう。さらに伸びればDeNAの黄金時代も夢ではありません・

※移籍情報:井上朋也(5/13 ソフトバンクより移籍)。移籍選手は当該球団所属分のみで、他球団との合算ではない。

出典:NPB公式 2026年一軍野手成績、NPB公式 2026年二軍野手成績、NPB公式 2025年一軍野手成績、NPB公式 2025年二軍野手成績、NPB公式 2024年一軍野手成績、NPB公式 2024年二軍野手成績、DeNA選手一覧

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