2026西武ベテラン1,2軍投手成績分析 高橋光成がメジャー移籍レベル?高橋礼は復活か 

西武

2026年の西武ベテラン投手陣は、髙橋光成が先発で、甲斐野央が救援で大きな役割を果たしました。中村祐太や黒木優太も好成績を残した一方、一軍の出番を十分につかめなかった投手もいます。本記事では2027年4月1日時点で30歳以上の投手を対象に、2026年の一、二軍成績を中心として振り返ります。

<2026年西武ベテラン投手成績一覧>

2026西武30歳以上投手成績

1.一軍で主力・貴重な戦力として活躍している選手について

先発の中心となった髙橋光成は、22試合で9勝6敗、防御率2.54。138回3分の1を投げ、114奪三振、3完投を記録しました。2024年は0勝だったものの、2025年の8勝に続いて今年も勝ち星を積み上げています。前年の防御率3.04から改善し、投球回は減っても奪三振は88から114へ増加。相手打者からアウトを取る力を数字で示した一年でした。一方、47四球、12被本塁打は少なくないため、ここを減らせればさらに安定した投球につながるでしょう。規定投球回数はクリアしたかったところですが、かなり輝きを取り戻していると言っても過言ではなく、海外FAを行使してのメジャー移籍も遂に実現してしまうかもしれません。

ブルペンでは甲斐野央の貢献が目立ちます。56試合で2勝2敗23セーブ20ホールド、防御率1.84。53回3分の2で56奪三振、被安打35と、打者を抑える力を発揮しました。2024年の19試合、2025年の47試合から登板数を増やし、前年の33ホールドに続いて今年は途中から抑えを任されてセーブも多く記録しています。29四球は気になるものの、防御率も前年の2.47から改善しており、頼れる救援としての存在感を高めました。

ウィンゲンターは25試合で24ホールド、防御率1.57。23回で27奪三振と、少ない投球回ではありますが、重要な役割を果たしています。ただ、2025年の49試合から登板数は半減しました。

2.来年さらなる活躍が期待できそうな選手について

中村祐太は23試合、28回3分の2で防御率1.88。15安打4四球、33奪三振という内容が非常に良く、三振を取りながら四球を抑えています。4被本塁打には注意が必要ですが、走者を出さずに投げられた点は大きな強みです。二軍でも13試合、12回で防御率2.25、5セーブを記録。関東第一高から2013年ドラフト5位で入ったプロ13年目の右腕が、経験だけでなく実際の投球内容で存在感を示しました。来季は一軍でさらに多くの場面を任せたくなる成績です。

黒木優太も17試合、16回3分の1で防御率2.20、18奪三振、4四球と安定した数字を残しました。被安打は9にとどまり、二軍でも11回で14奪三振、1四球、防御率1.64。どちらの舞台でも三振を取り、四球を抑えられています。一軍の投球回はまだ多くないため、これだけで年間を通して計算できるとまでは言い切れませんが、来季出番が増えることを期待できる内容でしょう。

森脇亮介は一軍24試合、21回3分の2で防御率2.91、8ホールド。二軍では22回3分の2、防御率0.79、28奪三振、8セーブでした。二軍の好成績を一軍でも一定の結果につなげており、救援陣の選択肢として引き続き重要です。

実績十分の育成の高橋礼が密かに二軍37試合、50回3分の2で防御率1.78、12四球。奪三振は27と多くないものの、一定の投球回を積みながら失点を抑えています。来年こそは支配下登録されたいところでしょう。年齢的にも老け込にはまだ早いです。

3.期待より活躍できなかった(課題を残した)選手について

松本航は一軍9試合、10回3分の1で防御率6.97。14奪三振は取れていますが、8自責点と失点が多く、二軍でも43回、防御率7.95と苦しみました。特に二軍で58安打、10被本塁打を許した点が重く、打ち取る力を立て直す必要があります。2025年は二軍88回で防御率2.45だっただけに、今年は一軍で結果を残せなかっただけでなく、二軍でも成績を落としました。もう一度戦力として戻ってきてほしい投手です。

ワイナンスは一軍8試合、43回3分の1で2勝4敗、防御率5.19。一方、二軍では58回3分の2で71奪三振、13四球、防御率1.23と優秀でした。二軍では被本塁打0本だったのに対し、一軍では6本。四球も一軍で19に増えており、打者の水準が上がった際に成績を維持できなかったことが分かります。二軍での結果には期待できる材料がありますが、外国人投手として求めたい一軍での貢献には届かなかった一年です。E.ラミレスも一軍11試合、12回で防御率4.50、3被本塁打と、十分な投球回や安定感を残せませんでした。

與座海人は二軍21回で2四球、防御率1.71という登板記録だけが残りました。腰椎椎間板ヘルニアの手術があり、あまり投げることができないシーズンとなりました。来年は再起を懸けたいところです。

4. 総括 主力の継続と好成績の救援を生かせるか

髙橋と甲斐野が先発、救援の両方で大きく貢献し、中村、黒木、森脇も役割を果たしました。ベテラン世代は一部の主力だけに頼る構成ではなく、好内容を残した救援投手が複数いることが強みです。来期はその救援陣が同じ成績のまま登板数を増やすことが出来れば優勝にさらに近づけるのではないでしょうか。

出典:NPB公式 2026年一軍投手成績、NPB公式 2026年二軍投手成績、NPB公式 2025年一軍投手成績、NPB公式 2025年二軍投手成績、NPB公式 2024年一軍投手成績、NPB公式 2024年二軍投手成績、NPB西武選手一覧

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