2026日本ハム若手1,2軍打撃成績分析 エドポロケイン、有薗直輝、柴田獅子に大物の予感

日本ハム

今回は北海道日本ハムファイターズの若手野手を見ていきます。対象は2027年4月1日時点で24歳以下の14人です。2026年の一、二軍成績を並べると、一軍で打席を増やした大塚瑠晏、細川凌平、有薗直輝と、二軍で長打を示したエドポロケインが目を引きます。ただ、この世代で一軍200打席に届いた選手はいません。可能性を見せた年から、年間を通して打線を支える段階へ進めるかが来季の見どころでしょう。

1. 一軍で経験を積んだ選手について

この世代で最も多く打席に立ったのは大塚瑠晏です。61試合156打席で6本塁打、16打点。打率.181、OPS.615という数字には課題も残りますが、25安打のうち6本が本塁打だった点に長打力が表れています。一方で55三振は少なくありません。まずは一軍の球に対応して安打を増やし、長打を狙える場面を広げたいところです。二軍では114打席で打率.293、OPS.842を残しており、一軍との隔たりを埋める材料はあります。

細川凌平は84試合138打席、打率.219、2本塁打、8盗塁でした。18四球に対して19三振という内容は、この世代の中でも特徴的です。安打数だけでなく四球で出塁を補えることは、一軍で出場機会を広げるうえで強みになるでしょう。2025年の一軍19打席から機会を大きく増やし、2024年の64打席も上回りました。まだ中心打者と呼べる出場量ではありませんが、一軍で役割を増やした一年といえそうです。二軍では27試合で打率.371、2本塁打、16打点、8盗塁、OPS.968とファームのレベルを完全に超越しており、そろそろレギュラー定着していきたいところです。

有薗直輝も35試合127打席に立ち、昨年の35打席から前進しました。打率.227、1本塁打、OPS.650。12四球と4死球で出塁を補った一方、48三振と打席の中で空振りや見逃し三振に終わる割合が高い点は気になります。二軍の強い打球を一軍でも増やし、年間で打線に組み込める選手になってほしいところです。

山縣秀は61試合107打席で、守備固めや二遊間のバックアップを中心に一軍の試合出場数を重ねましたが、二軍の成績も含めてバッティングはやや物足らないところ。まだ若く、便利屋で終わってしまわないように打撃力の向上が求められます。

2. 今後さらなる活躍が期待できそうな選手について

二軍の長打力で楽しみなのはエドポロケインです。85試合336打席で17本塁打、42打点、OPS.832。52四球を選んだ点もよく、長打と出塁の両方を示しています。ただし103三振も記録しており、打率は.244でした。一軍では10打席で無安打ですが、二軍で示した一発と四球を、一軍でどれだけ再現できるかを見ていきたいです。

明瀬諒介は二軍221打席で8本塁打、27打点、打率.257、OPS.718。21歳のシーズンに向かう打者として、長打を積み上げた点に期待が持てます。8四球に対して53三振という数字を見ると、打ちにいく球の選び方も次の課題になりそうです。常谷拓輝は二軍191打席で21四球、20三振。打率.234、OPS.671から打撃全体を押し上げたいものの、四球と三振の関係にはよさがありました。

特に若い世代では藤森海斗が二軍125打席で打率.275を記録しました。0本塁打、OPS.621と長打面にはこれからの部分がありますが、まずは安打を重ねたことを評価したいです。半田南十は141打席で打率.217、1本塁打。二人とも年齢だけで完成度を求める段階ではなく、打席を重ねながら出塁と長打を増やせるかが楽しみです。

そして二刀流の柴田に関してはバッターとしても二軍でしっかりと打席を与えられ、8本塁打、OPS.688を記録しています。何より打席が少ないとはいえ1軍で好成績を挙げたことも好材料。大谷翔平のように一気にスターダムを駆け上がる予感もします。

3. 期待に対して成績が伸びなかった選手について

阪口樂は二軍250打席で4本塁打、打率.206、OPS.600でした。28四球は出塁につながりましたが、71三振もあり、一軍での起用を後押しするには安打と長打を増やしたい内容です。濵田泰希も二軍145打席で打率.205、1本塁打、OPS.531。まずは確実に捉える打席を増やし、継続して数字を上向かせてほしいです。

星野ひのでは二軍81打席で2本塁打を放った一方、打率.187、29三振でした。日渡騰輝は39打席、藤田大清は5打席と機会が限られ、打率だけで今後の可能性を判断するのは早いでしょう。公式表で出場が少ない理由までは分からないため、故障や起用方針を推測せず、確認できる打撃内容と打席数を分けて考えます。

4. 総括

2026年の若手野手は、大塚の6本塁打、細川の四球と三振のバランス、有薗とエドポロの二軍での長打が主な収穫でした。特に大塚、細川、有薗が一軍100打席を超えたことは、来季を考えるうえで大切な経験になったはずです。一方で、一軍の主力として十分な出場量と打撃内容を両立する選手は、これから増やしていく必要があります。

来季は長打型の選手が三振を減らし、出塁型の選手が安打や長打を増やせるかに注目したいです。

出典:NPB公式 2026年一軍、NPB公式 2026年二軍、NPB公式 2025年一軍、NPB公式 2025年二軍、NPB公式 2024年一軍、NPB公式 2024年二軍、NPB公式 選手一覧

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